第14章 飛空艇 Ⅰ※※
入りたくて堪らなかった彼女の中はとても熱く、絡みつくように一期一振の熱を締め付けてくる。
「ああ……っゼロ様っ!」
一期一振はゼロが落ちないように彼女の体を支えると、夢中で腰を突き上げた。
互いに抱き合うと、一期一振はゼロに口付けをねだるように、彼女の後頭部に手を回した。
ゼロがそれに応えるように口付けをすると、一期一振の昂ぶりがより大きくなる。
「んあ……っ」
一期一振を攻め立てるゼロとは別人のような、彼女の甘い声。
一期一振はもっとその声を聞きたいと、彼女の悦いところを探すように下からぐちゅぐちゅと突き上げた。
「は……っ、ん……ゼロ様……っ」
ゼロは、一期一振の昂ぶりが中を擦りあげ、深い場所にあたるたびに吐息を漏らした。
「ふ……ぁ、あ……ん……っ」
ゼロは帯を少し緩めると、前の合わせを開く。
彼女の胸元が露わになり、ゼロは一期一振の手を取ると、彼の手を乳房へと導いた。
一期一振は戸惑いながらも、やがてその感触を確かめるかのようにゆっくりと揉み始める。
「んっ……あ、ゼロ様……っ」
ベッドが激しく軋み、一期一振は息を乱しながらゼロの再奥を突き上げる。
「あっ、ん……っ!ああ……っ」
彼女は、一際甘い声を出して絶頂を迎えた。
目隠しをされている一期一振には、彼女の表情は見えない。
だが彼女の体が震え、中がビクビクと一期一振の昂ぶりを締め付けると、より一層強い快楽を彼にもたらしていく。
「ゼロ様……っ」
やがて、一期一振も深い愉悦とともに、彼女の中へと白濁した淫蜜を放った。