第14章 飛空艇 Ⅰ※※
ゼロは一期一振の上に、向かい合うようにして彼に跨った。
そして、彼女の秘裂が一期一振の雄芯にくちゅりと音を立てて触れ合う。
「あ……っ」
ちゅくちゅくと一期一振の昂ぶりとゼロの秘裂が擦り合わされる。
彼女の淫蜜が一期一振の雄芯に絡みつき、ぬちゅぬちゅを音立てて擦られるたび、一期一振の下半身が熱く疼いた。
いやらしい音がより一期一振の欲情を煽り、彼は無意識により強い悦を求めて腰を揺らそうとした。
けれど、それに気付いたゼロが一期一振の耳元で囁く。
「一期一振、厭らしい子だね。さっきからビクビクしながら私に擦り付けてきて……そんなに気持ちいいことしたかったの?」
「ち、ちが……」
心の底で密かに思っていたことを見透かされているようで、一期一振は首を左右に振った。
だが、違うといったところで、それが嘘だと言うことは、ゼロにはもうお見通しなのだろう。
彼女が、ゼロが欲しい。
ゼロにもっと触れたい。
一期一振の主であったフォウを殺したゼロに、こんなにも体が反応してしまっている。
何故、彼女を欲してしまうのだろう。
目隠しをされているからか、より敏感になった体は熱くなり、触れ合う場所は甘く痺れていく。