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裏切りの女神R18G【刀剣乱舞×DOD3】

第14章 飛空艇 Ⅰ※※


けれど、彼女の言葉は一期一振をゾクゾクさせた。
頭が痺れるような、何も考えることが、出来なくなっていくようだ。

「は……、はい……ゼロ様にな、舐められて……気持ち良かったです……」

一期一振は半ば陶酔したように、その言葉を口走っていた。
恥ずかしい気持ちがあったか、口にしてしまうとより体が熱く、何かが高まっていくのを感じた。

「よく、言えました。いい子だね」

ゼロは微笑むと、一期一振の頰を優しく撫でる。

「ん……っ」

頰を撫でられただけなのに、それだけでも気持ちがよく、一期一振はピクンと体を震わせた。

ゼロは一期一振の頰に手を添えたまま、唇を重ねた。
すると、彼女の舌が強引に唇を割り、舌を差し挿れる。

ヌルッとした彼女の舌の感触を感じた直後、何かが口の中へと押し込まれる。
硬くて、丸いもの、それは。

「あ……これ、は……っ!?」

口内の硬いものが何か、舌で舐めながら確認する。
これは、指輪だ。
一期一振はふと、自分の紋付鈴をどこに置いていたか思い返した。

彼の紋付鈴は、指輪の形のままテーブルの上に置いたはずだった。

「それ、なにか分かった?」

クスクス笑いながら、悪戯っぽい声でゼロが言う。
この言い方、きっとそうなのだろう。
これは、一期一振の紋付鈴だ。

「一期一振、その指輪……私にはめなさい」

ゼロは一期一振の顎を手ですくい上げると、指先で唇をなぞる。
そして唇をグッと指で押すと、左手の人差し指を口内へと挿し入れた。

「……っ!?」

「ほら……舌を使って、出来るだろう?」

ゼロの指先が一期一振の舌に触れた。
一期一振は彼女の指を押し出そうとするが、彼女の指はぬるぬると舌を擦り上げる。

「んん……っ、ふ……っ」

口内の指輪を探すように荒々しく動く指に、一期一振は逃れようと抵抗してはいたが、次第にゼロの指を受け入れていく。
くちゅくちゅと音を立てて一期一振の舌が、丁寧にゼロの指を愛撫するように舐め上げ、唾液が口の端から伝い落ちた。

「そう、上手だね……一期一振」

ちゅぷっと音を立ててゼロの指が一期一振の口から引き抜かれた。
その指には、一期一振の指輪がはまっていた。
ゼロは満足気な表情を浮かべる。


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