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*Forbidden Love*【R18】

第1章 野宮 暖人





「……、これ…」

散々唇を貪り首筋を愛撫しようとした時、彼女の首元に見覚えのあるネックレスが光っていた。
それは付き合っていた頃、俺が彼女にプレゼントした物で…


「…まだ持ってたんですか?」

「当たり前でしょう?暖人が初めてプレゼントしてくれた物だもの…」

「……、」

ひと月分のバイト代を全額つぎ込んで買ったネックレス。
年上の彼女に少しでも追いつきたくて、無理して背伸びしていたあの頃を思い出す。


「ずっと大切に仕舞ってたんだけど……また着けられる日が来るなんて思ってもみなかった…」

「…千代子さん……」

単純に嬉しかった。
そんな物をまだ大切に持ってくれていたなんて…


「ねぇ暖人…さっきのキスで興奮しちゃった……続きシて?」

「っ…」



それから俺は、玄関先にも関わらず彼女の体を貫いた。
壁の方を向かせ、後ろから何度も腰を打ち付ける。


「ぁっ、ぁんっ…すご…っ…、はげしっ…!」

「はッ…、」

何度抱いたって足りない…本当は毎日だって彼女を抱きたい。

(クソッ…)

こんなに想っているのに、彼女は俺のものにはならない…
そう思うと頭がおかしくなりそうだった。


「暖人…っ…」

「んっ…」

後ろを振り返った彼女がキスを強請ってくる。
そしてぎゅっと両手を握ってきた。


「お願い…っ…、今は余計な事考えないで…?」

「……、」

「もっと…、私の事を求めて…?」

「ッ…」

…本当に狡い人だ。
俺のものにはなってくれないくせに、見えない鎖で俺を縛り付けてくる…


「…だったら今日は覚悟して下さいね?朝までずっと離しませんから…」



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