第3章 来栖 龍之介・弐
こんな最悪な状況にも関わらず、全く萎えない俺自身が恨めしい。
(これは俺の本心じゃない…俺は脅されて仕方なく言いなりになるんだ…)
心の中でそう言い訳でもしなければプライドを保てない。
俺はもう一度…今度はハッキリと聞こえるような声でさっきの台詞を繰り返した。
「…瑠璃子のおマ○コに……俺のはしたない浮気チ○ポを入れさせて下さい…っ…」
バッチリ撮られてしまった俺の痴態。
彼女はそんな俺を嬉しそうな顔で見下ろしている。
「…良く出来ました。じゃあ約束通り…私のおマ○コに、来栖さんのはしたない浮気チ○ポを入れさせてあげます」
「ぁっ…」
スマホをサイドテーブルの上に置いた彼女は、もう一度俺の下半身に跨がりゆっくり腰を下ろしてきた。
ずぶずぶと飲み込まれていく俺のモノ。
焦らされていた事もあり、入れられただけでも感じてしまう。
「何ですか来栖さん…いつもよりおっきくさせちゃって…」
「……、」
「やっぱり虐められて悦んじゃう変態さんなんですね」
「ちがっ…」
「…じゃあコレは何?」
「ひ、ぁ…っ…」
厭らしく腰をくねらせてくる彼女にあられもない声を上げてしまった。
それを見逃さなかった彼女が更に激しく動いてくる。
「今にも爆発しそうじゃないですか」
「ぁっ、ゃっ、やめ…っ…」
「ふふ…女の子みたいな声出しちゃって可愛い」
「んっ…」
彼女は体を倒すと、一旦動くのを止め俺の乳首を舌と指で愛撫してきた。
その刺激にびくんと体が跳ねる。
「乳首もさっきより勃ってますよ…気持ちイイですか?」
「はっ…、ん…」
今度は素直にこくりと頷いた。
濡れた音を立ててしゃぶられ、聴覚まで刺激される。
その刺激は下腹部にまで伝わり、勝手に腰が動いてしまった。
「ぁっん…もぅ…、我慢出来ないんですか?」
「っ…、頼む…せめて腕だけでも解いてくれ…っ…」
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