第3章 来栖 龍之介・弐
戸惑いながらも、ベッドの縁に腰掛けている俺の方へ近付いてくる彼女。
俺の足元に跪くと、「失礼します…」と断ってからガウンの裾を開いてくる。
(さて…お手並み拝見といくか)
当然俺のモノはまだ何の反応もしていない。
彼女は頬を染めながら恐る恐るといった手つきで、下着の上から俺のモノを撫でてきた。
「お前…旦那以外に経験は?」
「あ、ありません…」
「…ふーん。新婚て事は毎日でもヤってんのか?」
我ながらデリカシーの無い質問だと思ったが、彼女は正直に首を横に振った。
「夫は忙しくて…今も出張で地方へ行ってるんです」
「…だったら浮気されないようにしっかり勉強しとかなきゃな」
「……、」
「撫でるのはもういい…口でシてみろ」
「っ…、はい……」
俺の指示に文句ひとつ言わず従う彼女。
慣れない手つきで下着をずり下ろし、中から俺のモノを取り出す。
「す、すごい…来栖さんの……」
「…旦那のと比べてどうだ?」
「夫のものとは全然違います…、こんなに大きいの…私初めて見ました…」
そう言われて当然悪い気はしない。
元々俺は自分のモノに自信がある。
この女だって簡単に落とせるだろう…
それから彼女はチュッと先端に口を付けた。
そしてぺろぺろとソコを懸命に舐めてくるが、やはりそのフェラは拙い。
「…もっと舌の筋肉を使え」
「は、はい…」
「先っぽだけじゃなくて裏筋も丁寧に舐めろよ」
「…分かりました」
フェラは下手くそだが、その従順な態度には興奮を覚える。
泉と出会ってから、こういうタイプの女とはセックスしていなかった。
久しぶりに満たされる征服欲…
俺はやんわり彼女の頭を掴み、先端を咥えるよう命令した。
「んっ、む…」
「…そのままさっきみたいに舌を動かせ」
「んっ…は、」
「唇で扱くように……んっ…、そうだ…それを続けろ」
どうやら呑み込みは悪くないらしい。
さっきまで反応していなかった俺のモノも順調に勃起し始める。
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