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ハツコイ

第8章 大人の階段登った女子って強気になりがちだよね


頷いた私の顔を高杉君の両手が挟んで、唇が触れ、そっと舌が入り込む。歯列をなぞられる。唾液が吸われる。
「…ん、ふっ…ん」
唇が離れた瞬間に、私の息が響く。
高杉君の唇は、今度は私の胸にキスを落とす。そっと、でも性急に。
胸の頂を舌で転がされ、声が出た。
「やっ!あ、ぁんん…」
「…そんなに可愛い声出すんじゃねぇよ。加減出来なくなるだろ」
高杉君はそう言って、一旦体を離す。
Tシャツを脱ぎ、ベッドの下に放る。
ズボンと下着を脱ぐ様子に、目を閉じた。
数秒の間が空き、突然亀裂に熱が触れた。
高杉君の、男の子にしては少し細い指が、私の体に入って来る。
「あっ…ん、やっ、あ…」
生まれて初めての感覚に、つい声が大きくなる。
「…加減出来なくなるって言ってんだろ」
「な、だって…」
高杉君の指はどんどん私の体を進む。
短く切られた爪が、自分でも触った事ないような場所を擦り、私の体が跳ねる。
「あ、やぁ…あっ…んっ」
手で口を押さえても、声が止められない。
「お前な…だから、煽るなって」
「あ、煽ってなんか、ない」
高杉君は小さく舌打ちをして、指を抜いた。
自分でも、トロリとしたものが股を濡らしているのが分かる。
「やっぱ狭ぇけど…大丈夫そうだな」
小さな袋を開ける音が耳に届く。
「」
急に名前を呼ばれて、私は目を開けた。
「痛えと思うが。ちょっと我慢しろ。出来るだけ優しくしてやるから」
「…うん。平気。それより名前、もう一度呼んで」
「なんだよいきなり」
「だって…高杉君いつも、お前としか呼ばないから」
高杉君は一瞬目を丸くした。
「そりゃ…悪かったな」
そう言うと、私にゆっくり覆いかぶさり、左頬のすぐ横で名前を呼んだ。
「…」
息が耳にかかり、肩がビクッとなる。
高杉君はそんな私の様子に目を細めて、今度は亀裂に唇を付けるようにしながら名前を呼ぶ。
「…」
熱い息が直接当たり、体が跳ねるのも声が出るのも止められない。
「あぁ…ん、も、やぁあ」
高杉君がため息を吐き、熱く、硬いものが太ももに触った。
「深呼吸して、力、抜け」
言われたとおりにする。
少しして、指より熱くて質量のあるものが、亀裂をこじ開けるように入って来た。
「ん〜〜〜!」
叫びそうになり、口を押さえたら、高杉君に手を取られた。さっきまで私の体にいた指が、私の指と絡まる。
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