第3章 告白の後の話
次の日は休みで
何もする気がなかった。
カカシが、もしかしたら
心配して家まで来てくれるんじゃないかとか、バカな考えをすこし思っていた。
やっぱり
そんなわけなかった。
その日、新聞の勧誘以外、
家のチャイムを鳴らす人間はいなかったんだから。
次の日は待機で、待機所に行けば、誰もいない。
溜息をつき、アイスコーヒーを用意すれば、聞きたくない声が聞こえてくる。
カカシとツバキだ。
相変わらず仲がよろしい事で何よりだ。
ドアを開け、私がいる事に
気付くと、顔が引きつるツバキがいる。
カカシは、
私を黙って見つめている。
私がアイスコーヒーを
グイッと飲み干して席を立った。
「…」
カカシが、
そう言って肩を触ろうとする手を払い、黙って部屋を出た。
会話をするつもりは、
今後ない。
優しさは、もういらない。