第8章 分かり合える人
6年後……
あれから結婚して
家を買って二人の子供たちを産み、4人で暮らしている。
そこで幸せな生活を送っている。
「、ねぇ、上に行こうよ。」
"上に行こう"
とは、二階の寝室に行って
セックスしませんか?という合図だ。
カカシが昔のような誘いをするが、今は子供たちの朝食の準備中だ。モグモグ、パンを食べてバナナを頬張っている。
「カカシ…え?…いや、何考えてんのよ。」
って言うが、すぐに腕を掴まれて引っ張っていく。
「はい、じゃあ、ちゃんと食べておくんだよ。すぐ戻るから。」
「はーーい。」
無邪気な5歳と3歳の子供はニコニコアニメを見て食べている。
「え、ダメだって!ちょ、ちょっと!」
トントン階段を上って寝室に
入れば彼のスイッチが入る。
「、好き…中で出していい?」
「……っ?!ん?……ダメっ……んん!」
キスをして一気に始まる行為についていけない!
「カカシ…昨日も夜いっぱいしたじゃない…しかも、危険日じゃないからって…生で…
こんなんじゃ、三人目できちゃうよ?」
「んー、出来たら出来たで大丈夫だよ?子供は好きだからね。」
ニッコリ笑顔のカカシさんは
朝からご機嫌だ。
「いや、産むのは私だからね!」
「そうだけど…大丈夫、ちゃんと協力するし、今もしてるでしょ?」
確かにカカシは休日は家事をこなしてくれるし、子供の世話もバッチリだ。何なら食事まで作っている。
「そんなに生でしたいなら、ピル飲むって言ってるのに…嫌なんだよね?」
「そこまでして、やりたくないんだよね。ほら、集中して?
早く終わらせないと、また子供達が来ちゃうよ?」
んーもーって言いながら
受け入れ始めた。
最近の交わりは、いかに子供達に気づかれずにやるか、というようになっている。
「だって、濡れてるし、期待してるじゃん!」
「…もうー、恥ずかしいから言わないで、バカ…。」
その言葉にカカシは嬉しそうに
笑った。
「、好き…。」
「カカシ、私も好き。」
今日も仲良しで、毎日を楽しく過ごしている。
それが何よりも大切で
かけがえのない日常です。
fin