第7章 変態
「カカシ、もう一回する?
目隠しだっけ?あと、手を縛るんだよね。してもいいよ?」
そう重くならないように
言えば、アワアワ顔を手で隠している。これほど動揺して落ち着きがないカカシは初めてだ。
(やはり私の方が目覚めたかしら…ふ、なんだか楽しい。)
誰もこんなカカシを知らないんだ、私だけのカカシ…
最高…!
だんだん、私の方が
やりたくなる…。
「恥ずかしがらなくていいよ、
あ、ロープとかタオルある?」
そう言って、立ち上がり、
脱衣所に行こうとしたら、
真っ赤になって、肩を抑えられ、元の位置に座らされた。
「ダ、ダメだから、辞めておこう…今日はいいから、また今度で。」
そんなつまらない事を言われたら、興醒めよ、カカシさん。
「あ、恥じらいを忘れてたわね、ごめんなさい、好奇心が強くでてしまったわ。」
「えっ?!いや、そういうわけじゃ……」
「んー、もう…カカシ、私は嫌じゃないの、むしろ、そんな風に素直に話してくれて、凄く嬉しいの。したいの、ダメ?」
そう言って、同意を求めるように見つめ、耳元でエロく呟いて、彼の唇に、誘惑の口付けをしてみた。
ラフなTシャツの中に手を入れて彼の暖かい肌を触った。
途端に彼が吐息を思わず漏らして、私を見て、大きく溜息をついた。
「何するのよ…反応しちゃうから。もう、どうしてくれるの?
、しちゃうからね!知らないよ?」
凄く恥ずかしそうに
何度も何度も確認してくる
カカシが可笑しくて笑っちゃっていた。
可愛い…本当に、
可愛い…
ブルっと、自分も興奮している事に気がついた。
ゆっくり立ち上がり、溜息つきながら、探しに行くカカシ。
「ねぇ、今、恥ずかしい?」
耳まで真っ赤なカカシに後ろから聞いてみた。
「…知らない!」
女の子みたいに、プィッと
して拗ねたみたいに言うから、
クスクス笑いが止まらない。