第6章 秘密
「ふふっ、カカシ、良かったね、言えてすっきりしたでしょ?」
「うん、ありがとう…。好きになった理由なんだけど、最初に、お前が見せてくれたからじゃない?」
「えっ…?」
「言ったでしょ?
"どうしたらカカシは
女としてみてくれるの?"って。
お前はプライドが高いから、そんな言葉を死んでも言わない。絶対、言わないよね。
でも、言ってくれた。さらけ出したでしょ?
俺が振って傷つけたから、やけくそに言ったと思うけど、多分初めてじゃない?
俺にお前が、心から、想いをぶつけたのは、たぶん初めてだと思う。その言葉だけで、ドキってしたんだよねー。」
そうニッコリ笑顔で、
笑ってくれた。
なんだろう、カカシがすごく
嬉しそうというか、近く感じる。
「カカシ、大丈夫だから、何でもまず、相談してね。一人で考え込まないでね。」
「、それはお前も、そうでしょ?結論出す前に相談してよ?」
「それはそうだね、気をつけるね。」
そう言って二人で笑ってた。