第6章 秘密
「何想像したの?今。教えて?」
明らかに想像して、興奮してるのね…
(やっぱりこの人、変態だわ)
「言ってみてよ、カカシ」
「言いたくない。」
「あっそ!話は終わりね!帰るわ。」
その場を立とうとすれば、
すぐに腕を掴まれた。
「待って、言うから。言う。
だから座って。」
縋りつくような声を出し、私を止めた。
ニヤリとつい、笑ってしまって、また早々に座った。
そして、あっけらかんと聞いてみた。
「じゃあ言って?ほら、早く、カカシ。」
今、知りたくてたまらない。
何をさせたいのか。
「数えるねー。
5ー、4ー、3ー、2ー、1ー!」
「あー!わかったから、言うから!……あのね、絶対引くと思うから、覚悟してね???……えっと…」
探究心が旺盛になる。
大きく深呼吸して聞く体勢に入った。
彼が呟くように、
ボソボソ話し出した。
「を目隠しして、縛って、自由効かない状態で、ゆっくりやりたい。あ、無理矢理とかじゃなくて………ああー、何を言ってんだ、俺は!!」
一人でノリ突っ込みをして
盛り上がるカカシがいた。
(やっぱり変態ーーー)
「…えっと、無理矢理するんじゃないの?」
「いや、それも…したいけど、
ゴムなし中出しとかもしたいし、コスプレもしてみたいし、
あ、野外でもしたいし、アカデミーでもしたいし、あと…道具とか使ってみたいし…」
そう言って、
チラっと、私をみた。
「…気持ち悪くて、ごめん…。」
「別に、そういう性癖なんだからいいんじゃない?していいよ、そのかわり、私も同じことカカシにするわね、なんか楽しそう。交代ばんこね!」
「え!!??が
俺にするの?」
「したいわ。うん、面白そうね!」
カカシは、あっけらかんと笑った私を、信じられないって顔してた。
私はカカシを無視して、
彼が縛られた様子を想像してみた。めちゃくちゃ面白そう!
(なんか新しい扉が開きそうだな…)
そう考えていると、カカシに、
ギュっと抱きしめられた。
「、聞いてくれる?誰にも、見せなかったんだよ。
だけど、お前になら…自分をさらけ出しても、もしかしたら、受け入れてくれるかもって期待したんだ。
だから、見せてしまったんだよ。今だってあんな事、人に言ったのは初めてだよ?」
優しい声が耳元で響いた。