第6章 秘密
「カカシ、ねえ、正直に生きようよ。
私もちゃんと自分の気持ちを伝えていく、我慢しない。」
「…だって、正直に言ったら、は、引いてたじゃない。
それに、そんな事したら逃げるんでしょ?だったら出来ないじゃない。何が言いたいんだよ。」
一気にまくし立てるように
話して、気持ちをぶつけてきた。
「カカシは言葉が足りないのよ、ちゃんと言わなきゃ、伝わらないし、分かんないよ。」
ゆっくり息を吸い、
はっきり言った。
「私はね、嘘をつかれる方が傷つくのよ。
その、あまりに酷いことされたら、嫌いになるけど、受け入れる事が出来るなら、協力するわ。
二人でセックスってするものでしょう?
自分勝手なセックスはオナニーと同じだわ。」
「俺は…」
「例えば?ねぇ、私にどんなことをしたい?」
「えっ!!!?」
瞬く間に
顔をゆでダコのように真っ赤になっている。