第3章 告白の後の話
「じゃあ、今すぐここで抱いて?ゴムなんか付けずに、中出ししてよ。」
まるで何年も付き合っている
仲良しカップルのように聞いてみた。
「あ、ちなみに今日、確か危険日よ?」
ニッコリ笑顔でさらに
彼を追い込む素敵なメッセージをプレゼントしてみた。
「出来ないくせに生半端な感情を私に向けてこないで。」
勢いよく口を動かしながら腕を払い除けた。
それなのに、すぐに掴まれた。
思いっきり睨んで彼を見れば、
何故か嬉しそうに笑っているのだ。
(何がおかしいのよ!!!)
「ちょっと、痛いから離してよ!」
わざと痛がるような顔をして言うが、彼は気にしない。
「へー、していいんだ。良かった。
は処女だから、こんなところじゃダメかなーとか考えてたんだ。」
鋭い眼差しを向けながら
口だけが笑っている。
彼は簡単に私の
お誘いに乗ってきた。
「……カカシ…辞めてよ。離してよ。」
気持ちが一気に悪くなる
「が、一度も誰とも付き合った事がないのを俺は知ってるからね。」
汗が背中を伝うのを感じる。
恐怖を彼に感じている。
彼には冗談が今は
通じないのか?
ゆっくり、自分を落ちつかせるように、彼から目線を少し逸らした。