第2章 始まり
静かになったと思ったら浮遊感に襲われる
『…!…!?』
うたた寝も何処へやら、一気に頭が覚醒する
『えっと…!?』
?「男を担ぐ趣味はありませんが、アリスのためです」
男と言われたアクアはガクリと小さく項垂れる
『なら下ろしてください』
?「嫌ですよ。アリスが帰らない為ですから」
米俵の様に持ち上げられる
?「!あなたもしかして…!」
『降ろして下さい…って…えぇ!?なんですか、あれは!』
アクアの家の庭に穴が掘られていた
誰がいつ掘った?
何故私の家に?
不法侵入されたのか?
セキュリティガバガバだったか?とアクアは呆然とする
?「それじゃあ行きますよ!」
ぴょんぴょんとウサギ男は穴に向かっていく
…アクアは嫌な予感しかしなかった