第5章 喫茶店開店
『ナイトメア…』
アクアはスッとナイトメアの顔を優しく両手で包み込む
『大丈夫ですよ。私は消えません』
深く青い目が真っ直ぐにナイトメアの顔を写す
ナイトメア「…本当か?」
『ナイトメア、私が嘘ついた時ありましたか?』
ナイトメアは静かに考え込む
目の前にいる少年…否、少女は嘘ついた事はなかった
ナイトメア「ない…」
『そうでしょう?私嘘が嫌いなんです。“見たくないもの見て、聞きたくないことを聞く。”それが…夢魔(ナイトメア)。ナイトメアの辛さは分かりませんが、私と居て少しでも休息になれば嬉しいです』
ナイトメア「私は君の事を心配してるんだよ?」
けれどナイトメアはアクアの言葉が本心であることが目を見て分かった