第7章 とうとうバレました
『アリス…綺麗な目が溶けてしまいますよ』
アクアはハンカチで拭っていく
アリス「嘘つき…!アクアの嘘つき!」
『嘘じゃありません。本当に何処も怪我してません』
凛とした声はアリスを落ち着かせていく
『アリス…聞いて下さい』
アリス「何?」
『私はアリスを置いて何処かに行く事はありません』
アクアの目は真剣だ
アリス「(そうよ…アクアが勝手に何処か行ったことなんてないじゃない…)うん」
けれどいまだに不安が拭えない
怪我しているんじゃないか?骨が折れてるんじゃないか?
アクアは強く弱音を吐かない
だからこそアリスは不安なのだ