第6章 プレゼント
ゆっくりと時間が流れる
アリスにとって大切な時間──…
全てを委ねてしまえる様なそんな愛しい時間だ
アリス「滞在先…ここにしようかしら?そしたらアクアに毎日会えるもの」
『ブラッド達に殺されそうですね』
アリスの言葉を笑って誤魔化す
本当はアリスとは近ず離れずの距離がアクアにとって丁度いい
アリス「そうねぇ…ブラッド達ならやりかねないわね」
『そうですよ。こうして“友達”として傍にいる方が良いんですよ』
アクアから出た“友達”と言う言葉にアリスは胸が痛む
アリス「(そう、“友達”だからアクアは傍にいてくれる。それ以上の気持ちは持っちゃダメ…)」
けれどアリスは目の前で微笑むアクアが好きだ