第6章 プレゼント
そんなアクアを双子は黙って見守っていた
ダム「ねぇ、兄弟」
ディー「なんだい?兄弟」
双子「あのお兄さんムカつくね」
何故か分からない苛立ちが双子を襲った
そんな事を知らないアクアはキョロキョロと当たりを見渡していた
『(デカすぎませんか…。アリスも何処に…)』
広い屋敷でアクアはハァッと溜め息を吐くと
「お客様ですか〜?」
「どうされましたか〜?」
間延びした多分ここのメイド達にアクアは微笑む
『お邪魔してます。あの、アリスは何処に居ますか?』
「お嬢様なら〜…こっちです〜」
「着いてきて下さい〜」
分かった事は、オーナー達に雇われてる人達はオーナー達に似ているということだ
城のメイドや兵士はハキハキと、帽子屋屋敷のメイド達はのんびりと、遊園地の従業員は何でも楽しそうだ