第6章 プレゼント
『おや、今日は入れ替わってますね』
ディー「え」
ダム「なんで…」
双子は見破られなかった遊びを見破られ、驚きで目を見開く
『いいですか?例え双子でも纏っている空気や、雰囲気は違うんですよ』
双子の頭を撫でるアクア
『アリスは居ますか?』
ディー「お姉さんなら…」
ダム「今休憩中」
『丁度良かったですね。入ってもいいですか?』
双子「うん」
落ち込んでいる双子にアクアはクスリと笑うと、帽子の上からポンポンと撫でる
『個がある事はいいですよ』
ディー「次は絶対見抜かれないからね」
ダム「そうだよ!絶対だよ!」
『はい、楽しみですね』
クスクス笑いながらアクアは帽子屋屋敷の中へ入っていく