第6章 プレゼント
ゴーランドとボリスも帰り、店をCLOSEにし歩き出す
『結局渡せてなかったですね』
手にはリボンが入った箱
ドクドクと心臓が脈打つ
『誰かに贈り物なんて恥ずかしいですね』
そうポツリと言うとトコトコと帽子屋屋敷へ足を進める
ディー「あれ?お兄さんだ」
ダム「本当だ、お兄さんだ」
門番のディー、ダムがタタッと走って来たかと思うと、シャキンと斧が振り被られる
『相変わらず熱烈な歓迎ですね』
それをいとも容易く交わすアクア
ディー「ちぇー」
ダム「今日はどうしたの?」
が、アクアは双子に違和感を感じる