第10章 二度目の初夜/警察学校組【降谷贔屓オール夢】
「…〇〇」
キスが、気持ちよくて。
もっと欲しい。
「あっ、…んぁ…好き」
「〇〇…俺も好きだ」
「零……シャワー、浴びてきて良い…?」
「どうして?」
「…そこ聞く必要ある?」
「俺が誘われてない」
どういう理屈、と思いながら…零がキスを深めて。
「…やらしい顔」
「零…っ…きす、もうだめ…」
「なんで?…抱かれたくなるから?」
「っ…零のバカ…」
「…図星か……それなら、抱かれれば良いだろ?」
零が私をうつ伏せに寝かせて、腰を掴まれて…
「…っ…零…待って」
「待てない」
蜜口を音を立てながら吸い上げて、指を挿入れて。
「…〇〇、…たくさん濡れてる」
「あっ…んぁっ…」
「……後ろから、挿入れていいか?」
「っ…やだ…零のお顔見れないと、やだ…っ」
「…顔、見れたら良い?」
零が私を抱えて脱衣所に連れて行く。
…何をするつもりなのか。
洗面台に手をついて、零が顎を掴みながら私が鏡を見るようにされて…鏡ごしで、目があった。
「零…っ、これ違…」
「違わない…〇〇が誘ったこと」
しっかり立ってて、と言われて…零が避妊具をつける気配。
鏡ごしにその姿は、零が欲に満ちてるようで嬉しくて…嬉しい、って気づいて…恥ずかしくなる。
「〇〇、百面相してる」
「…してない」
「鏡だと…隠しても見えるから、イイな」
手をついてるから隠すものないし、とにっこり笑って…一気に挿入された。
以降はあまりはっきり覚えてない。
零があまりにも激しい行為に、立っていられなくなりながら鏡にしがみつくようになって、洗面台に体を乗せられて…そのまま達した後、抜かずに浴室に連れ込まれてもう一度。
滅茶苦茶にされていく感覚と、それ以上に求めてくれる感覚が愛おしくて切なくて苦しくて気持ちよくて…いろんな感情が波のように押し寄せて怖くなって零にしがみついて、キスをして…
意識が混濁する中、零が私と湯船に浸かって…ありがとうと優しく笑ったのが、覚えてる最後だった。
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