第10章 二度目の初夜/警察学校組【降谷贔屓オール夢】
零の全てが愛おしい。
零との行為が落ち着いて、下腹部に違和感があるのだと告げると照れながら困った笑顔でごめんと謝られた。
「…〇〇、…おいで」
零が2回目は避妊具をいつのまにか着けていて、吐き出したそれを外して…捨てた。3回目は…キスをしながら、避妊具の付け方を教えてくれた。その間にも、私は何度も…イかされて体はクタクタで。
腕枕を用意されて、零が笑うから私も頷いて零の腕に頭を預けた。
「…〇〇、…すごく乱れてた」
「うぅ…零だって、…すごく、気持ち良さそうだったよ」
キスをしてきて、そっと胸に触れてくる零に、また体は感じてしまう。
「…喜ぶのか分からないけど……ナマでシたのも、中出ししたのも、…抱いてる相手と同時にイけたのも…〇〇が初めてだ」
「…っ」
零の初めて。
零の、初めて。
「…〇〇、どうした?」
「もう一回…シよ?」
「…もう一回、…か」
一回で済む自信ないけど、と囁かれて。
「〇〇…あいつらに相談していた内容、教えて」
「………やだ」
「いいけど……話さないと、辛いの〇〇だからな?」
意味が、分からなくて。
零がニコッと…笑ってきて…様子が違う笑顔に、戸惑って。
「〇〇が話したくなるまで、セックスしような?」
「ッ…待っ、舐め…ちゃ、だめぇ…!」
零が体を起こして腕枕が無くなって…私の腰を抱えて、見せつけるように蜜口を舐める。
…その姿から目が、離せなくて。
舐めてほしくない。
汚いはずなのに…音を立てながら蜜口を吸って、零が吐き出したものをティッシュへ捨てようとするから…勿体ない、と思ってしまって。
視線に気づいた零が、ティッシュへ吐き出すのをやめてキスをしてきた。…凄く、苦くて不味い。
なのにどうしてだろう。
「んっ、…零…れ、い…っ…」
「…まだ挿入れない、〇〇があいつらに何話してたのか言ってくれるまで」
名前を呼んだら、私が欲しいものが伝わる。
…なんて、贅沢な世界。
「零…っ、やだぁ…れい」
「泣きそうな顔してもだめ。…あと、ベッドの中でのそんな泣き顔は、煽ってるだけだから」
零の手が、胸に触れて。
胸の突起を両手で捏ねてくる。
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