第10章 二度目の初夜/警察学校組【降谷贔屓オール夢】
「…零は、慣れてると思う…でも私は、まだ…零が求めてくれるのが嬉しいのに、全然素直に言えなくて…零なら、流されやすい雰囲気作ってくれるんじゃないかとか…でも、零…毎回ちゃんと聞いてくるから」
「……〇〇が嫌だって思うときに流されるように抱かれたら嫌だろ」
「嫌じゃない」
即答する私に、零が小さく笑って。
「…あいつらに、何相談してた?」
「………零のこと」
だからか、と深い深いため息と、すべて繋がったような安堵感。
「やけに煽られるなとは思ったけど……何のことを相談した?」
「…言いたくない」
「ここまで話しておいて?」
押し倒されて…キスをした。
零が小さく笑っていることに気づいて、安心する。
緊張するのに…零が求めてくれたことへの安心が強くて。
「…〇〇、…ごめん、抱きたい」
「なんで謝るの」
ごめん、と零らしくない態度に…その態度をさせてるのが私だって分かって…
「……私も、シたいって…言ったら、信じてくれる…?」
零の下半身に、そっと手を伸ばしたら…だめ、と止められて。
「…〇〇はそんなことしなくていい」
「そんなこと?」
零は、私を…気持ちよくしてくれたあの日。
…あの日躊躇って、私には無理だって思って…やめたこと。
止められた手とは違う方の手を伸ばして、零の…緩く昂ぶるその熱に、触れる。
「ッ…〇〇…待って」
「…気持ち、よくないかもだけど……触りたい」
不慣れな私では、零を気持ちよくさせることは難しいかもだけど。
「…〇〇…っ、…待て」
余裕のない零の顔が好きで、キスをしながら…零の熱い熱い昂りに、両手を添えた。
零が堪えるような表情をして舌を絡める零が、たどたどしくて。
「…零っ、…」
「んっ、…なに…?」
「私の初めて……全部、あげる」
初恋は、あげられなかったけど。
零の昂ぶる熱に、体ごと、下におりていって
「待っ…ッ」
零自身…陰茎に、舌を這わせた。
零が声を堪えながら、私の髪を乱暴に掴んで…
「〇〇…っ」
零が、甘くて切ない声で私を呼ぶ。
大好きな人。
私の、すべてを…この人に渡したい。
必死にしゃぶりつきながら、唾液を陰茎と絡めて…零が小さく喘ぐ声が、蜜口を濡らす。
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