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魔王様の日常

第16章 番外編 世界一幸せな・・・


このままゴロゴロするのも良かったが、が早く起きたがっていたのでもう起きることにした。
着替えと朝の支度を済ませてのんびりする。
当たり前だがのほうが準備に時間がかかる。
今日は何して過ごそう、と考えながら待っていた。

今日は休日だ。
と話してまったりするのもいいし、天気が良さそうだからピクニックもいいな。
そうだ、を連れて街に出かけるのも楽しそうだ。
まぁ、がいればなんだって楽しいけど。

「、今日は何したい?」

「あ、ごめんなさいカイリ様。今日は一日、ちょっと・・・。」

「そうか。」

予定が入っていたのか。
この一ヶ月カイリの休日にが予定を入れたことはなかったが、まぁ忙しいんだろう。
それは残念だったけど邪魔するわけにもいかないし、部屋で本でもよんで過ごす事にした。

朝食は普通に食べた。
はどこか落ち着きがなかったけれど。
食べ終わった後、はすぐにどこかへ行ってしまった。

(そんなに忙しいのか。)

手伝えることがあれば手伝おうと思い、がいるらしいキッチンへ向かう。

「、なにか手伝おうか。」

(そうすれば、ちょっとでも多く一緒に居られるし。)

「わっ、カイリ様!?」

慌ててキッチンからが飛び出してくる。
そして、全力でカイリの体を押し返す。

「大丈夫です!人手足りてるんで!カイリ様おつかれですよね?今日はゆっくり休んでください。」

「そ、そうか・・・。」

事情はよくわからないが、カイリがここにいるのをは嫌がっているようだ。
仕方ないから大人しく部屋に戻ろう。
帰る前にの頭にぽんっと手を乗せて「無理はするなよ。」と注意だけして戻ってきた。
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