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魔王様の日常

第15章 最終章 大好きです、魔王様


「私はこれで。失礼します。」

そう言って国王の執務室を出た。
引き留めようとする父様の声が聞こえるが、気にしない。

(魔王様、会いたいなぁ・・・)

名前を聞いたら思い出してしまった。
すん、と鼻をすする。

(いけないいけない。考えても仕方ないんだから、考えない!)

その時だった。
中庭からを呼ぶ声が聞こえた気がした。

(え?だれか呼んでる?)

2階であるここのバルコニーから覗いて確かめようとする。
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