第3章 再会
まさか彼が火影になるとは…
カカシが以前から
適任だと言われていたが、
子供の頃には想像出来なかった。
会うのが本当に億劫だ。
3年ぶりなのに、
こんな負のオーラを
出す奴がいるだろうか。
コンコンコン…
「入って。」
中から声が聞こえると、
一気に心拍が上がっている。
(大丈夫、大丈夫。落ち着いて…)
大きく深呼吸をした。
火影になるという事は権力があるという事だ。
(粗相がないよう心掛けないと…)
もう一度、
大きく深呼吸をしてドアに手をかけた。
「失礼します。です。ただ今、帰還しました。
カカシ様、6代目火影ご就任おめでとうございます。」