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【NARUTO】18禁 嫌いな人

第2章 トラウマ



「すぅー…はぁっ。」

涙をゴシゴシと拭いて
大きく深呼吸をした。

(よし、涙止まった。)

ガラッと大きくドアを開ければ
、彼と女の子たちが、こちらをびっくりしたように見つめている。

そんな視線を一切無視してドスドス怪獣が歩くように中へ入り、
自分の机の中にある、忘れ物の筆箱を持ち、すぐにドアの方へ歩いた。

その姿に一番動揺して、近寄ってくるカカシを、無言で睨みつける。

「、待って、待ってよ!!」

カカシが
目を大きく開けて
縋るように叫んでいる。

私はカカシを見ないで
彼を無理矢理、押し退けて教室を出た。

「待って、ごめん!今のは違うんだ、聞いてよ!」

(何が違うんだ、意味がわかんない。はいはい、可愛くないんでしょ?)

無視して廊下を歩いているのに、まだ追いかけてくるカカシが滑稽に思えた。

もっとイライラしてきて、
ゆっくり振り返り、
この怒りを
カカシに一気にぶつけた。

「あーそっか、いっつも意地悪言ってくるのは、カカシは私が嫌いだったんだね。ブスーってしてるのは、あんたが嫌味ばっか言うからでしょう?」

はっきりと大きな声を張り上げ、
彼を涙を溜めながら睨んだ。

ここまでキツイ言い方をして
喋るのは初めてだ。
激昂してしまい、もう止まらない。

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