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【NARUTO】18禁 嫌いな人

第12章 紅とミライちゃん


帰り道に、
カカシの
大好きなオカズの
材料を買って、

ゆっくり夕日が沈む空を
眺めながら

私のために
建ててくれた

大好きな居心地の良い家に
真っ直ぐ帰った。


帰り道、三年前の飲み会の
様子を一生懸命に思い出そうと
したが、なかなか出てこない。

多分玄関まで
送ってくれたのだろう。

どうやって、
アパートの鍵を開けて
布団に入ったかもわからない。

鍵は机の上に置いていた。


とにかく居酒屋で酔って、
机で寝てたら、急に声がして、
誰かにおんぶしてもらって…



"ほら、ちゃんとつかまって"



「…あ…思い出した。」


ここでカカシに
おんぶされて帰ったんだ。

紅かと思ったけど、
あんなにひょいとおんぶ出来ないはずだ。

それから、声が聞こえて
きて、適当に夢見ごこちで
フワフワした気持ちで
返事してた気がする。


何の会話したかは
まったく出てこない。


諦めかけたとき、

ふと、横の電柱の電気を
見たとき、
映像が頭の中に浮かんだ。


眠たい目を細目で開けて
白銀の髪の毛を見ながら

"三年後、また考えるよ。"

そう彼に伝えたはずだ。

何を三年後に考えると言ったのだろう。


だけど、やっぱり
それ以上出てこなかった。


本当に酔っ払いは
言ったことなど、
言動を覚えていない。

父も昔は、よく酔っ払って、
次の日には、記憶が無いと騒いでいた。
酔っ払い、夜中に家へ帰ってきたが、
父はそこで力尽き、
何回玄関で寝ていただろうか。

私が、夜中に起きて
トイレに行った時、
間違えて父を踏んだことが
何回もある。

今ではすっかり酒には弱くなって、甥っ子や姪っ子にデレデレのおじいちゃんだ。

(あ、帰ってきてる事、報告してない、忘れてた…。また実家に顔を出さないと…)


私の父や母が、火影様と
暮らしているなどと分かれば
卒倒するんじゃないか?



そんな事を考えて家に帰った。
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