第10章 嫌いな理由
あの後、
襲われる事もなく
普通に解放されたが、
あれから毎日のスキンシップが
キスと抱擁になっている。
お風呂上がりの恒例行事に
なってしまっていて……
もう、もう、恥ずかしい…。
しかも今日は
なかなかしてくれなくて、
私からつい、
キスを求めてしまったのだ。
(ああああ、もう穴があったら入りたい。)
嫌がられなくて良かった。
凄く驚いていて、カカシが少し
戸惑ってたけどね。
嫌いな人間なのに、
身体を求めてるんだ。
自分で自分が気持ちが悪い。
おかしい。変だ。
頭が追いつかない。