第7章 次の日の朝
次の日、朝起きて下のリビングに行くと、カカシはすでにアカデミーへ仕事の為に出かけたようだ。
1週間お休みもらったから
のんびり出来るのは幸せだ。
食卓の上には
綺麗な文字で伝言が書かれている。
"パンが机の上に置いています。食べて下さい。野菜ジュースは冷蔵庫の中にあるので、飲んで下さい。''
冷蔵庫の中のジュースを見つけてコップに注いだ。
(何故、私がこの野菜ジュース
好きな事を知っているのだろうか。)
大きな窓から優しい日差しが
入っている。
しんとしたリビングの椅子に
腰掛け、一人、塩パンを食べている。
(塩パン美味いな、なんだこれ…)
この家は
不思議だ。
居心地が良い。
ずっと住みたくなるような家だと感じる。
早く出ないと迷惑をかけると
わかっているが、
つい、甘えてしまう。
大きく溜息をつきながら
野菜ジュースを飲んだ。