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【NARUTO】18禁 嫌いな人

第3章 再会



「、ほら、もう7時だよ?」

遠くからBGMのように
カカシの声が聞こえてくる。

「、ねえ、起きて?」

次はもっと近くに聞こえて、
薄く目を開けると、
真上にカカシが私を
覗きこんでいる。

「え?!あれ、もう7時?…嘘、やだ、すみません!なんか寝てしまってましたね。疲れてたのかな。」

壁にかかる時計を見ながら
ゆっくり起き上がると、
私がソファに今まで寝ている事に気がついた。


「あ…、カカシ様、すみません。
私すっごく重たいのに…。
運んでいただいたんですね。
お気遣いありがとうございます。」

カカシは私を
ソファまで運んで寝かせてくれていたようだ。
なんと毛布まで掛けてくれている。

「いや、そんなに重くなかったけど?あんまり気持ち良さそうに寝てたからね。起こしたら悪いと思ったから。」

当たり前のように言われて、
私は思わず呆気に取られた。

(優しい人だなぁ、本当に。
私なら、無視して帰るのに。)

自分で思わず性格の酷い女だなと思っていたら
ある事を思い出した。

「…あ!!あー、どうしよう。」

あまりに大きな声を出したせいか、カカシが驚いてこちらを伺うよう見つめている。

「何?どうしたの?」

「いえ、宿取れるかなって思って…私の前のアパート無くなってたので…。」

(まだ、空いてるかもしれないし、とりあえず行ってみようか…)


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