第2章 約束破った/赤司征十郎
「あ、ん……あん」
自分の身体だ。気持ちよくなる所を探すのははやい。なにより日頃の赤司くんとの情事でわかっている。自分を攻めて息が荒くなっていて、それを赤司くんに見られていても気にならない程に気持ちよくなりたくてたまらない。
「ふっ、淫乱だな……」
「ん…ふぅん、…あっ」
「辱めるために自慰させているのに僕の存在を忘れていないかい?」
「あか、しくん…きもちい」
「………」
見られているせいか、それとも赤司くんを思って自慰行為をしているせいかすごく感じてしまう。気持ちいい。だから指が止まらない。
「んっイクっ、イっちゃうよぉ!!」
「はしたないな…洪水になってるぞ?」
「やぁぁ……も、ダメっ」
イキそうになった瞬間赤司くんは私の手首を掴んで指を抜いた。
「な、…んで?」
「イっていいとは言っていない」
「そんな……」
「コレを入れるためって言ったよね?」
「あっ…やぁ、やだ」
赤司くんのモノとは違うのが入ってきた。
「腕はまた拘束するからね」
「えっ、待って」
「これは教育だって言ったはずだ」
そう言ってまた私の腕を拘束してバイブのスイッチを手に持った赤司くん。えっ?この状態で……?
「怖いよ、赤司くん!!」
「僕に見せて……なまえの乱れる姿」
まさかと思った瞬間スイッチを入れた赤司くん。イキかけた身体にまた快感を与えられる。
「はぁ、やぁぁああ、ああぁぁ!!!!」
「はじめから強にしてみたけどそんなに喜んでもらえるとは……」
「んっんっ、んふぅ」
「声、出しなよ」
「んやぁ、ふぁぁ!!あか、しっくん!!や、やめっ!!」
「こんなにしちゃってるくせに」
「ああぁぁ!!」