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『探偵』前世の記憶を思い出した時、彼は私の恋人でした。

第1章 記憶を思い出したら『萩原研二』の恋人でした。


覚悟は出来た。後は私を迎えに来てくれる萩原に会って話しをするだけである。萩原は私がここにいることを知っていたため少し待っていようと深呼吸した。

ーーー。

萩原の車で松田くんと降りた。仲良しか!まぁ結果的に松田くんも救済出来て私は万々歳である、そのおかげで降谷零さんも明るく嬉しそうに目を細めて穏やかであった。

「都ちゃーん!迎えに来たよ!今から俺とデートしよう?可愛い店探してね?パンケーキが有名なんだって!甘いものとか好きだったよね?」
「そうですねぇ…ねぇ萩原」
「うん?どうした?」
「うん…そう。私達結婚しよっか」
「えっ…」
「「「えぇええっ!?都さん!どうして急に、なんの前触れもなく!?」」」
「いや…なんとなく?まぁ…萩原の気持ちが本物だって分かったからかな。今の彼なら信じてもいいかも知れないって思っただけのことよ」

降谷零さんと松田くんは少し呆れたような笑みを見せて萩原を見ていた。喫茶店にいる全員が固唾を呑んで見守る中、萩原の顔はじわじわと真っ赤に染まった。3年前…もっと言えば7年前からずっと私に片想いをしており、かなり拗らせてしまったのが目の前で赤い顔を隠すように俯く萩原研二がいたりする。

「で、返事は?待っているこっちも恥ずかしくていたたまれないんだけど…?」
「い、いいのか?俺…都のこと、傷付けて来たのに…」
「本気で嫌なら口すら聞かないってば…それじゃあなにか?私に告白したのは全部嘘だと?そういうのかな?萩原研二くんは?んっ?」

私が煽るように微笑めば、真っ直ぐ射抜くように見つめ返された。ドキリと心臓が跳ねる。くっ…やっぱりいつ見ても腹立つくらいにイケメンだと思う。

「好きです!ずっと!これからも!だから俺と結婚して下さいっ!」
「うん、分かった。研二を幸せに出来るのは私しかいない見たいだから…誰よりも幸せにしてあげる」

「男前かよ、かっけぇな、おい」そうコナンくんは半笑いで私を見上げており、萩原は私に抱き着いた。背中へ腕を回し抱き締め返せば、周りから歓声がわく。漸く欲しかった幸せが手に入り幸せを噛み締める私に、萩原は私のあごを持ち上げて口付けを落とした。

ーーー。

すみません、後日談でした。どうしても書きたかった!続き書くつもりはありますが…他にもありますので気長にお待ち下さると嬉しいです!
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