• テキストサイズ

気まぐれ生徒会!

第1章 始まりは突然に



一体何なの、性格悪すぎなんですけど。

じゃあ表の『カッコ良くて優しい』生徒会長はウソで本当は『腹黒最低野郎』だったってこと!?

「…おい。聞こえてんぞ。誰が腹黒最低野郎だって?」

あ゛あ゛ん?とガンをつけるように私を睨む会長。

ひええぇっ!!



「あの、私、他の人に言ったりしないんで、これでおさらばと言うことに…」

とりあえずこの状況から逃げ出させてください。

何で私がこんなガラの悪い生徒会長と絡まなければならないのか。

私の言った事なんて聞こえていないように会長は話を続ける。

「それは分かんねえだろ?生徒中に言いふらされても困るしな。 いいか、コレは他言無用だ。 もし誰かに言ったりしたら…分かってるよな?」



最後だけ声色が低くなる。

「犯すぞ」

そう言うと眉をつり上げる。



「……なっ!!!!!」

なに言ってんのコイツ!!

てか、目がマジなんですけど。

そんな事言われたら、周りになんて恐ろしくて(いろんな意味で)言えるわけないでしょ。



「丁度今、生徒会の人手足りないんだよなー」

と言って会長はニヤッと笑う。

危険を察知した私はブルッと身震いをする。
/ 31ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp