• テキストサイズ

君色に染まりて【イケヴァン長編◆裏】

第8章 惑わしの秘薬【★】


彼女はうるんだ眼差しで見上げて言った。

「キスを、して………。」


「あぁ、あんたが望むなら―――………!」

甘くかすれて呟くと、情熱的に吸いついてくる。


「ん………、ぅ………っ」

彼は唇と舌とでアズリのそれを食み、なめ回してくる。

空気を求めて唇を放そうとすると、後頭部に添えられた手がそれを阻んだ。


「っ………んぅっ!」


甘く激しく。

角度を変えてくり返される淫らな口づけに、腰骨の辺りに甘い疼きが蟠って。


「俺も口づけていいかい? 敏感そうな、ここに」

伯爵はそう言うと

先刻まで己が捏ねていたふくらみの先端を、くちゅり………。と口に含んでくる。


「ふぅん………っ!」

乳輪のふちをぐるりとなめ回し、蕾の根元を縁どるようにしたかと思えば。

舌全体を使って、きつく吸い上げてきた。


「―――………っっ!」

緩急をつけた舌戯はたまらない快感の火花を生み、ビクビクと大きく身体を震わせてしまう。


………と。

彼女がひどく感じたことを察したらしいレオナルドが。


口づけを解き、背後から正面へと身をずらすと。

張り合うように反対側のふくらみに吸いついてきた。


「きゃぁぁぁぁっ………!

そんな………っ、ぁんっ、りょ……両方は、駄目ええぇ!」


寝台の上に倒された彼女は 左右の胸を二人がかりで舐められ、ちゅうちゅうと吸われて。


「んぁ………っ! はぁんっ………あぁ、ん!」


「どっちに感じているんだい?」

「ビクビク悶えてるのは俺に吸われてるからだよな?」


彼女のふくらみに吸いついたまま、競うように呟く。




/ 96ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp