第6章 絡めた感情【★】
「嫌がってる割にここをこんなに尖らせて………。
舐めてくださいって言ってるみたいだな」
呟いて、ちゅるるるっ………。と口内に吸引する。
もう片方の胸は、先端をぐにぐにと摘むように弄んだ。
「やああぁぁぁっ………! ひ、ぁ………!
胸………、触らなっ………!」
「………別の場所ならいいんだな?」
「えっ………、きゃぁぁぁっ………!」
割れ目に触れた指先。
そのまま入口をくすぐるように撫でたのち、埋め込まれた。
「やっ………!
ぁんっ………、そんなっ………ところ、」
「まだ慣れナイの? ここでもっと気持ちよくなろうよ」
くすくすと、からかい交じりに囁くアーサー。
今度は両手で胸を捏ね回す。
「ほら、聞こえるか………?」
ちゅく、ちゅく、とわざと水音を響かせ 埋め込んだ指先を動かす。
「き、聞こえない………っ!
ひうっ………!
や、やあぁぁぁっ………っ」
「あんまり強情だと、俺もテオも同時に挿れちゃうよ?」
その言葉に。きっ、と快感に濡れた瞳で厳しい視線を向ける。
ぞくり、と甘い戦慄が背骨を駆け巡って。
「ねぇ。キミの中に入りたい………、イイよね?」
「待て。俺が先だ」
「テオは口でしてもらいなよ。
その方が三人で気持ちよくなれるし………ね?」
自身を挟んで取り合う声を、熱に染まった思考でぼんやりと捉えた。