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君色に染まりて【イケヴァン長編◆裏】

第4章 したたかな花【★】


たどり着いたのは………、グレーで統一された

落ち着いた印象を与える家具が立ち並ぶ部屋。

………ナポレオンの私室だ。


「ナポレオ………んっ」

扉を閉めると、すぐさまキスが交わされる。

舌先で彼女の唇をつついて、驚き開いた隙間にねじ込んだ。


「んんっ………ふ、ぁ」

途端、甘い悲鳴を上げて。


いつの間にか、胸に添えられていた彼女の手は

ナポレオンのシャツをきつく掴んでいた。



そのまま、もつれ合うように寝台へと倒れ込んだ。



己のシャツと脚衣を脱ぎ去って、彼女にのしかかる。

ちゅっ、ちゅる、と片手でへし折ってしまいそうな首元をたどる。


ガウンを奪って。

するりと夜着のリボンを解き、合わせを開いた。

そのまま、下着も取り払う。



真白く穢れのない身体が現れ、思わず吐息を封じた。



すると恥じた彼女が手でふくらみを隠し、視線を横に逃がしてしまう。


「隠すな。………こんなに綺麗なのに」

片手で両の手首を封じると、囁いた。


「っん………!」

掌に収め、包み込むように動かせば。


「あっ………っ!

ひぅ………っ、も……揉まな………んンッ!」

尖りはじめた胸の蕾を、彼女に見せつけるように舌先だけで愛撫して。


(アズリ………。)

自身の声を恥じながらも、熱に染まっていく彼女の表情。

己の行為に、いちいち過敏に反応する彼女を愛しいと思った。



ふと彼女を見下ろすと、その膝はぴったりと閉じられていた。


それは、男を誘惑するものでしかなくて。


「脚、開いて」

その言葉に、戸惑いと羞恥をない交ぜにした瞳が揺れる。


「やっ………、恥ずかしい」

「開いて。………少しでも構わねえから」


おずおずと開いた隙間を、大胆に広げた。

素早く脚の間に身体を割り込ませ、直接割れ目に触れた。


「ひぁっ………!」

彼女のおもてを見つめたまま、手探りで上から下に撫でると難なく花がほころぶ。





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