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【NARUTO】愛しいあなたへ カカシバージョン

第1章 「愛しいあなたへ」のカカシバージョン



それから数日たったある日、
書庫室に入ろうと中に入れば、先客の紅が立っていた。

「あら、カカシ、久しぶりね。
昨日まで任務?」
何か調べていたのだろう、手には数冊、本を持っている。


「ああ、参ったよ。S級任務はやっぱり疲れるな。」

「そうね、…お疲れさま。
あ、そうだ、とは
お話出来た?」

不意にの名前が出て、俺は思わず固まっていた。

「…何の事?」

紅が少し笑みを
こぼしながら話を続けた。

「、
長期任務に行く前、
『10分間だけ待機所を
カカシと2人きりにして下さい。』
って、皆に頼んでたのよ。」


「あ…!そうか、
だから、皆いなかったのか。」


「が、
大事な話をどうしても
したいからって言うから、
絶対告白だと思ったのよ。
あら、違うの?」


(、そんな根回し
までしていたか。)

「いや、特に何も。」


紅は俺の答えにまったく納得していないようで、瞳を細くして疑っている。

「ふふ、まぁ帰ったら
いっぱい聞いちゃおう。
じゃあ、お先に。」


そう言って
ドアから足取り
よく出て行った。
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