第1章 「愛しいあなたへ」のカカシバージョン
一瞬にして静寂な空間が
訪れ、
俺は小さく溜息をついた。
気を取り直して
俺は書物の中から
ある本を探し始めた。
【花言葉】
のことだ、
あの薔薇4本に
絶対何か意味があると推測し、
お目当ての本を見つけると、
早々と取り出し、
ページをめくった。
薔薇は有名なようで
本数によって意味は
違うようだ。
■1本 「一目ぼれ」
■2本 「この世界は二人だけ」
■3本 「愛しています」「告白」
4本目を見たとき、
手が止まった。
指でその文字を優しくなぞり、柔らかな眼差しが 、文字を見つめた。
不意に涙が
出そうになるのを
グッと堪えた。
言葉をとても
愛しく思え、
俺は自然と微笑んでいた。
(そんなに俺が好きか…)
■4本
『死ぬまで気持ちは変わりません』