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【NARUTO】愛しいあなたへ カカシバージョン

第1章 「愛しいあなたへ」のカカシバージョン



素直で可愛いと
この手紙を読み
一番最初に感じた。

愛しいと、
思ってくれている事が
素直に嬉しい。


あのA級任務の時、
俺が、そばにいてやりたいと
思ったから、
ずっと横に座っていた。

が、
近くに寄ってくると、
実は俺も
少し心が弾むし、
そばにいてくれると
居心地が良かった。


笑った顔が、俺は好きだし、
明るく澄んだ声を
聴くと癒されている。

は、
あんな捻くれ者だが、
実は意外と、
とは失礼だが、
結構モテている。

そして、それを全て
断っていることを
俺は知っている。

以前、なぜ誰とも付き合わないのかと聞いた時、修行に打ち込みたいからと話していたな。


『近づきたいから』

そのために修行していたのなら
本当に健気だと思う。

まあ、そういう理由も含めて
全部自分の為に修行に励んでいたと思うがな。


しかし、
いつからだ?

いつからは
俺を好きなんだ?


あの時…
A級任務は
5年ぐらい前の話だぞ?

とも
任務を共に
やり始めたのは
もう
7年以上前の話だ。


声?待て待て、
とは
もう10年以上…いや、
もっと?

思考を巡らせていると、
不意に
言葉を失い
固まってしまった。


「何年だ?は
何年、俺を?…長すぎないか?」


大きく溜息をつき、
思わず顔に手を当ててみれば、
いつの間にか、
火照って顔が赤くなっている事に気がついた。
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