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〖イケメン戦国〗金平糖日和《SS集》

第1章 満天の星に願いを込めて*秀吉、政宗、三成*





────そして触れ合う、熱と熱




どちらかともなく重なった唇からは
微熱と甘さが伝わって、くらくらと目眩がした

空には満天の星達

俺達を見守るように、光瞬き
星光りは俺達の姿を優しく包む

愛してる、舞

止めどなく溢れる想いを、唇から注げば
すべて溶け合って、ひとつになるかのような

そんな錯覚すら覚えて、身体はじんと熱くなる







「舞……帰ろうぜ」

「え、まだ短冊書いてないじゃない」

「早くお前を抱きたい、いいだろ?」

「……っもう、すぐにそーゆー事言う」

「仕方ねぇだろ、お前が可愛すぎるのが悪い」

「せめて、もう少し七夕らしい事しようよ」

「なら、七夕料理作ってやるから」

「本当に?」

「ああ、お前を食ってからな」

「……っもう!」







織姫と彦星が逢瀬を楽しむ、七夕
もしたったひとつだけ、願うなら……


『舞と人生を楽しみ尽くしたい』


これしかないだろう
一本の道を、手を繋いで一緒に歩いて
そして、いつだって笑い合うんだ

悪くないだろ?

そうして俺達は生きていく
甘っちょろいお前と
一緒に乱世を駆けていく






(俺をもっと楽しませてくれるんだろ、舞?)






いつでも明るい星の下を歩いていく
お前と言う光が照らしてくれるから

俺はいつだって、輝いていられる

願わくば、俺もお前の輝く星に
胸で煌り、何よりも瞬けるように……













《満天の星に願いを込めて 政宗ver.》




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