第5章 ◆君が居れば、何も要らない*信長、秀吉、家康*
「舞、一生宜しくね」
最愛のあんたに、この身を捧ぐ。
辛い時も、苦しい時も……
全て分かち合い、一緒に乗り越えて、
俺達だけの『永遠』を作っていく。
「家康…私こそ、宜しくね」
「うん、好きだよ…舞」
「私も大好き、家康」
笑顔を向け合って、また唇を重ねて。
そんな風に想い合いながら、時間を刻んでいきたい。
触れ合った温もりは、蜜に溶けて。
甘い時間の始まりを告げるから。
これからはもっと一緒に居られるね?
始めの一歩を踏み出す明日。
二人並んで、出発点に立つ。
俺は舞と口づけながら、
心の中で永遠を誓った。
舞への想いを、
改めて実感するように。
『あんたが居れば、何も要らない』
こんな幸福ってない。
その大きな存在を確かめながら…
俺はそっとその温もりを抱き締めたのだった。
《君が居れば、何も要らない 家康ver.》
了