Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第7章 I love you crazy enough
「あたしのライナーと何してくれちゃってんの?ねぇ」
ベッドから立ち上がり、近付いてくる。
美しい容姿の女。
彼女は、ライナーの恋人でスマートフォンの画面によく表示されていた「フラン」本人だった。
「ライナーにファックされて嬉しかった?ライナーおっきいもんね?気持ちいいでしょ?・・・聞きたいんだけど、アンタ達昔から知ってる中なわけ?」
恐怖で声が出ない。
ライナーはロープで縛られた腕をどうにかしようともがいて何やら叫んでいるが、口に拘束具のギャグボールを付けられているようで叫ぶだけで言葉が発せていない。
「ちょっと!うっさいんだけど!!?」
フランがベッドに上り、ライナーの腹に足を強く落とした。
ライナーからは呻きが聞こえる。
「いい子にしてな・・・その自慢のムスコとバイバイしたくなかったらね」
フランは見下してまた結衣の前にしゃがむ。
「で?昔からライナーとは仲良かったんだ?」
「・・・あ・・・ぅ・・・」
結衣が話せずにいると、フランが結衣の髪を掴んで怒鳴る。