Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第1章 I’ll never forget you
まだドキドキとしたままの胸をそのままに、自分のデスクに戻り、仕事を片付けるためにパソコンに向かった。
そこからは仕事に集中し、後輩の仕事を見てやりながら仕事を片付けていった。
そして周りの社員がチラホラ帰り始め、部署には結衣のみになり、結衣の仕事もあと少し、後は自分が面倒を見る後輩の仕事のチェックのみ、残す所はそれだけ。
だが、腹の空いてきた結衣は少しイライラしながらパソコンをひたすら打ち、書類、パソコンと交互ににらめっこしていた。
「んんーっ・・・終わった・・・ふう・・・げ、19時・・・お腹空いた・・・帰ろ」
結衣が椅子の背もたれに寄り掛かって背伸びをしていると、部屋の入口から誰かが入ってきた。