Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第6章 Pathetic mind
着いたのは応接室。
「私が仮眠室として使っている部屋だ。今日は来客の予定はないから使うといい」
「そんな・・・ダメです、こんな・・・」
「休んで欲しい。気持ちを受け取ってくれ」
「・・・はい、分かりました。では少しだけ」
結衣が返事をすれば、エルヴィンは安心した表情を見せてひざ掛けを棚から取り出した。
「そうだ、私がここを仮眠室にしていることはくれぐれも内密に」
「分かりました」
人差し指を口元に当てて笑うエルヴィンからひざ掛けを受け取り、エルヴィンに言われて鍵を締めた後、ソファーに横になるとすぐに眠りについた。