Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第5章 Fleeting comfort
ふと、ライナーの手が腰に回される。
受け入れそうになったが、胸を押した。
「さ、流石に・・・」
「何もしねぇよ」
「・・・本当に?」
「ああ、本当だ」
ライナーの言葉を聞き、信じるが、手付きがどうもイヤらしい。
「ん、ね・・・ちょっと・・・」
「んん?」
「い、一旦離れよ、ね・・・ん・・・」
唇をキスで塞がれ、座っていたソファーにゆっくり寝かされる。
唇から離れ、首筋にキスを落とされる。
「ん、ふ・・・、や、だ・・・離れて・・・」
「聞こえんな」
「本当にやだ、私浮気相手になりたくない・・・」
「逆だ。お前はあの時からずっと俺の恋人で、お互いにそれを覚えていたなら・・・まだ俺達は恋人同士だ。立場的にはアイツが浮気相手って所か?」
「それはそれでちょっと複雑・・・」
物は言いようだが、ライナーの言葉に結衣はライナーを受け入れてしまった。