Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第5章 Fleeting comfort
ライナーの手が、息が、言葉が結衣の気持ちを高ぶらせる。
暗くされた部屋の中にある、僅かな優しい光の中を蠢く二つの影は、身に纏っていた衣服を脱ぎ去った。
「ライナー・・・」
「なんだ」
「ずっと愛してた。今も変わらず、愛してる」
「・・・ああ・・・ああ、俺もだ。愛してる・・・今も、昔も、ずっと」
お互い、微笑むのが分かった。
結衣が手をライナーの頬にやれば、ライナーが手を取り、そのままキスをする。
ライナーの唇はそのまま腕、鎖骨、そして胸元へとキスをしていった。
そして結衣の胸の頂きを吸えば、結衣は甘い声を出した。
「こりゃヤバイな・・・下手すりゃ理性が持たん」
「理性・・・持たなくていいよ。・・・めちゃくちゃにして」
「・・・は、はは・・・知らねえからな。後で泣いても離してやらんぞ」
ライナーはそう言って結衣の乳首を口に含み、手でもう片方の乳首を弄る。
膣が不規則に締まり、自分が興奮しているのが分かる。
「身体も・・・多少大人になってるがあの時のままなんだな」
「ん・・・かな?多分・・・」
「俺には分かる」
ライナーが下着の上から、上下に爪で軽く割れ目部分を撫でた。
「ん・・・ちょ・・・と」
「俺は?どうだ」
結衣の手を取り、自分の左胸に当てさせた。
結衣は鼓動を感じ、そのままライナーの頬に触れる。
「・・・一緒だ」
これがあるから過去の自分達と同じ、とか確信めいたものは何も無いが、触れると分かる。
お互いが、過去のままの自分だと。