Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第4章 The only being to comfort you
部屋に入ると、案の定綺麗な玄関が広がり、靴を脱いでリビングに案内されれば、これもまた予想通り素晴らしい景色が広がっていた。
リビングには、ソファーとテレビ、ラグが敷いてあり、キッチンは対面式で、調理器具や調味料がズラリと並んでいて程よい生活感だ。
「どうする?ゲームならあるが」
「何のゲームですか?」
ライナーが提案するのは最新のゲーム機と、対戦もできるゲーム。
自分は強いと言うライナーに挑み、ゲームを開始した。
しばらくして。
「だあぁぁ!??何でだ!!?佐藤強過ぎるぞ!?本当はコレ持ってるだろ!」
「初めてやりますよ、多分才能かな」
冗談を言ってみせると、「調子に乗るなよ」とライナーが笑いながら結衣の頭をわしゃわしゃと撫でた。
ライナーを見ると、何故かライナーが驚いた顔をしている。
「あ・・・すまん、つい・・・」
「いえ・・・いいですよ」
驚いたのはこっちだ。と思いながら、結衣はまたライナーと対戦を開始した。