Rein Carnation《進撃の巨人/ライナー》
第4章 The only being to comfort you
「はっ・・・足が・・・」
「こりゃ明日死ぬぞ」
「はひ・・・」
「とりあえず俺は風呂に行くが・・・まだ休むか?佐藤が平気になるまで待つぞ」
「い、いえ・・・行きます」
距離にして20kmは走った癖に何故普通にしていられるんだろう・・・!
結衣はそう思いながらライナーの後に続いてジム備え付けの温泉に向かう。
終わり次第ロビーで待ち合わせだ。
「じゃあ、なんかあったらすぐスタッフ呼べよ」
「はい、すいません、じゃあまた後で!」
お互い別れる。
結衣は疲れたが、ああやって誰かとトレーニングし合うのは楽しくて気分は上がったままだった。
結衣は服を脱いで汗を流し、温泉に浸かったりサウナに入ったりした。
しっかり堪能して、服を着替えてロビーへ出ると、ライナーが既に待っていた。
「すいません!お待たせしてしまって・・・」
「大丈夫だ、さっき出た」
そう言うライナーだが、汗は既に引いていて、風呂上がりからは時間が経っていることが分かって、結衣は「すいません」とまた謝ってライナーとジムを出た。